筋肉トレーニングの素質

ウエイトトレーニング(筋トレ)も正しい方法でしなければ効果は出ません!
トレーニングだけでも効果は出ません!
初級から中級へ進むための条件。
上級者になるためにも必要な知識です。
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筋肉トレーニングの素質

ウエイトトレーニングの雑誌などを見ているとたまに「素質」に関する記事を目にします。
ボディービルダーになりなおかつトップを目指すならば、素質は必要なのかもしれません。
ボディービルダーを目指すなら骨格も大切です。肩幅が広いなどです。
しかし、「ボディビルダーのような身体になろう」「痩せマッチョになろう」くらいなら何も素質を考える必要はありません。
雑誌の記事には、「同じようにトレーニングして、同じようなものを食べているのに差が広がる」などよく目にします。
しかし、同じように見えても同じではないのです。
例えば「目的部位を意識する」というものです。ウエイトを上げる時も下げる時も目的部位の筋肉を意識するのです。
目的部位の筋肉でウエイトを動かしていることをしっかり意識しないと目的部位の筋肉は増えないと思ってください。
ベンチプレスの例でいうと、肩や上腕三頭筋ばかりが使われて胸筋が発達しないのです。
だからといって肩や上腕三等筋が発達してくれればまだマシですが、そちらへも中途半端な刺激しか得られていなく、
どの筋肉にも全く効かない疲れるだけのトレーニングになってしまうのです。
筋肉が疲労してレップを終了するのではなく、身体が疲れてレップを終了してしまうのです。
筋肉トレーニングを始めたばかりの頃は、そんなトレーニングでも筋肉は発達していくものですが、すぐに頭打ちして筋肉の発達は止まってしまいます。
そこで「素質」などという言葉を信じてやる気が失せてしまうのです。
目的部位をしっかり意識できるようになれば筋肉は増えていきます。
「見た感じだけで、同じようにトレーニングしているのに」そう勘違いしてはダメです。

ただ 特別意識しなくても、器用なのか効かせるトレーニングをできる人もいるようです。一番大きな素質とはそんなことだと私は思います。
人それぞれの速筋と遅筋の割合や筋腹の大きさなども筋肉を増やす上での素質です。しかし性別が同じなら気にするレベルではないと私は考えています。
もちろんボディービルダーになって日本を制する、世界を制するなどのレベルならば考える必要があるかもしれません。
そんな次元の話は私にはわかりません。
気にしても仕方がないので気にしません。

筋肉を増やすには、ウエイトの上下をただ繰り返すだけでは得られません
正しいフォーム、効かせられるウエイトの選択、目的部位をしっかり意識する、これらのことを基本にトレーニングを進めていく必要があります。
それは、日々の研究のようなものです。自分自身で試しやってみるしかありません。
無意識でも効かせられるトレーニングができる素質がないなら、意識する方法を探すのです
それが見つかれば素質がある人と同様の効果を得られると私は考えます。

また、素質の話でよく話題になるのが「前腕」と「カーフ(ふくらはぎの筋肉)」です。
「素質がないから前腕が発達しない」「素質がないからカーフが発達しない」などもよく聞きます。雑誌などではよく素質の差と書かれているからでしょう。
しかし、考えてみてください。
前腕やカーフ以外の筋肉は、ある程度発達している前提で話ますが、前腕やカーフのトレーニングで他の筋肉とのトレーニングを行なった時のようなバーンやパンプを得られているでしょうか
たぶん得られていない、と思った人が多いと思います。
前腕やカーフを軽視してトレーニングの最後におまけ程度にトレーニングしている人もいると思います。
しっかりトレーニングしているつもりでもバーンやパンプが得られていないならば、それが問題なのです。
前腕やカーフでバーンやパンプをしていないならば、バーンやパンプをする方法を探さなければいけません
前腕やカーフの素質がある人は特別意識しなくてもバーンやパンプを得られるのです。そしてそれが素質というものだと私は思います
それが素質ならば、方法を変えれば素質がある人と同じ効果を得られると思います。
「ウエイトを重くすれば目的部位により効かせることができる」「回数や頻度を上げる」なども一つの方法なのでしょうが、そんなに短絡的に考えてはいけません。
「効かせる」それを一番に考える必要があります。
効かせられないならば、ウエイトはむしろ減らしてみるべきです。
目的部位の筋肉をしっかり意識できる重さまで減らしてみてください。
フォームも考え直してみてください。
トップやボトムで力が抜けてないか、などもです。


初めにも書いてますがボディービルダーのトップを目指すならば素質は大切なのかもしれません。
しかし、そうでないならば「素質」は逃げ道なのです。
素質のせいにすれば簡単です。
 素質、そんなものはクソです。
考える必要は全くないのです。


筋トレ用語解説

パンプ
パンプとはパンプアップのことです。
いわゆる筋肉がパンパンの状態のことをいいます。
筋トレで激しく負荷を加えるとその部位の筋肉の血流量が増し、一時的に筋肉が太く膨張します。
筋肉の抵抗力が限界に近くなると起こる現象で、膨張して太くなった筋肉は一時的に柔軟性を失い動きにくい状態になります。
パンプアップは一時的に筋肉細胞を壊している状態です。
高負荷低回数トレーニングのときに起こりやすいです。
バーン
バーンとはバーンアウトのことです。
筋肉が焼けるような熱や痛みを感じる状態のことをいいます。
筋肉組織が破壊された状態です。
筋トレでは筋肉を追い込めたかどうかの目安になります。
低負荷高回数トレーニングのときに起こりやすいです。
補足
筋肉はいちど破壊されて、筋組織が修復されることにより強くなります。
瞬発力のある筋肉をつけたい人は「パンプ」するまで筋トレし、 持久力のある筋肉をつけたい人は「バーン」するまで筋トレし、 すぐにプロテインやタンパク質を摂ると効果的です。


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